箏(こと)は、前後にアーチのかかった横に細長い板状で内部が中空の胴に、13本の絃を渡して可動式の柱(じ)を用いて張り音程を調節し、奏者の右手にはめた爪によって絃をはじいて音を出し演奏する楽器です。十三本の糸には名称があり、演奏する側の反対側から一、二、三、四と数え、爪 は右手の親指、人差し指、中指の3本の指の腹側にはめます。

三味線

三味線(しゃみせん)(「三絃(さんげん)」)は、胴の両面に皮を張り、胴を貫通して伸びる棹に張られた3本の糸を撥(ばち)で弾き演奏する日本の伝統的な楽器です。長唄・津軽・民謡など色々な種類がありますが、上智大学箏曲部では地歌三味線を弾いています。糸(弦)は三本で、絹製。太い方から順に「一の糸」「二の糸」「三の糸」と呼びます。一の糸には「さわり」という、開放弦の響きを延ばすしくみがあります。三味線の特徴は一の糸のみに「さわり」がついているにもかかわらず、二の糸や三の糸の押さえる場所によっても、共鳴し同様の効果をもつことです。楽器は「天神」、「棹」、「胴」から成り、ツボ(勘所)を左手の指先で押さえて音の高低を調節し、ハジキ、ウチユビ、ケシ、スリなどの技法を用いて曲を演出します。また、撥を使ったスクイバチ、ウラバチ、アワセバチなど様々な奏法があり曲調を豊かにしています。本体に使われる木材は紅木・紫檀・花梨などで、猫や犬の皮が張られています。撥もプラスチック・鼈甲・象牙など様々な材料が使われます。

尺八

尺八((しゃくはち)は 竹で作られていて、フルートやリコーダーと同じ様に上部の「歌口」という部分に息を吹きつけて音を出します。前面に4つ、背面に1つの穴が空いていて、塞ぐ穴の組み合わせ次第で様々な音を出すことができます。ほかの楽器のビブラートとは異なり、顎を揺ることでビブラートのような「揺り」という奏法が出来て、これは尺八ならではの魅力です!

最初は音を出すのが少し難しいですが、音が出るようになればとても楽しい楽器です(^^)